あなたの心を大切に。凄惨な戦争との向き合い方。
ロシアとウクライナの情勢が苛烈の一途を辿る中、一般市民への被害が連日報道されるようになってきました。
日頃、さまざまな活動やヨガのレッスンでお客様や生徒さんと話している時、そんな報道をみていると心が休まらないと言う方が増えてきたように感じています。
このブログをご覧の皆様はいかがでしょうか?
人によっては強いストレスを感じたり、気持ちが落ち着かなかったりしているのではないでしょうか?
今日はそんな問題と、気持ちの落ち着け方について考えます。
どうしようも無いと言うのは簡単
ある生徒さんの話です。ウクライナ情勢の報道を見て、落ち着かない気持ちになった時ご主人と意見を交換しようとしたものの「遠い国のことを日本に住んでいる我々が気にしても仕方がない」と言われ、確かにそうなのだけれども、ともやもやしたまま一日を過ごしてしまったそうです。
また、職場で戦争の話題になった際に、家庭と同様に「気にしても仕方がない」と言う意見が大半で合ったことから、自分は気にしすぎなのかな?と悩まれて相談をいただきました。
また、2011年の東日本大震災のおり、自らが直接被災してはいないが報道を受けてPTSDや鬱症状になったという人もいたという例もあります。
報道に対して、どのような気持ちを抱くかはその人によってさまざまですが「どうしようも無い」「気にするな」といってしまうのは簡単です。
しかし報道を受けて、身近な人の心が落ち着かなくなったり不安になったりした時は、周りの人たちの理解と支えが大切だと私は考えています。
私がそんな時に何ができるだろう?と考え、心を落ち着ける方法をこのブログでは記していきます。
心との向き合い方
今起こっていることを知っておくことは言うまでもなく大切なことです。
世の中に対しての参加意識や興味を持っている事はとても良い事だと私も思います。
ただ、自分自身が辛い思いをしてまで情報を得ようとしないでください。
また、何度も同じ映像が繰り返し報道されていますが、同じ映像をみることによって記憶にすり込まれてしまい、凄惨な状況を考えずにはいられなくなることもあります。
その為、次のことに気をつけて、自らの心の安寧を測ってみてはいかがでしょうか?
- 報道を見るのは起きた時の一日1回
- SNSにはなるべく触れない
- 就寝1時間前には携帯やPC、テレビなどはつけない
- 普段よりも、ゆっくりとした呼吸を心がける
- 運動やヨガで心を緩める時間を作る
今起きていることを知るのは大切ですが、今いるあなたとあなたの生活が最も大切です。
その為、報道に触れるのは1日一回にしてください。夜、寝る前に見てしまうと、何もすることがない寝る前の時間に考えを巡らせてしまうため、朝に見ることをお勧めします。
常に情報を得られるSNSについても今は距離を置いた方が良いでしょう。
そして、呼吸を長めにとってみることも大切。
呼吸が浅くなると交感神経が優位になり気持ちが落ち着かない状況が続いてしまいます。
ゆっくりとした呼吸を繰り返すことで、副交感神経を優位にしてリラックスした気持ちに導くことができます。
もちろん身体を動かすことも効果的です。
心を落ち着かせて身体に意識を集中することで、心の緊張が緩まり不安を和らげてくれます。
優しいあなただからこそ、抱えている悩みなのでどうしても辛い、と言う人は紹介した方法を試してみてください。
自分の気持ちや日常も大切にしてあげましょう。